日本経済新聞に関連SARS新薬関連記事が掲載されました。
2004年9月4日付日本経済新聞夕刊に「理研など、SARS治療 有望物質発見」が掲載されました。
この記事は、理化学研究所客員主幹研究員の北里大学梅山秀明教授(インシリコサイエンス社 技術アドバイザー)等が
SARSの治療薬に有望な化学物質を発見したことを報じております。
このSARSの治療薬発見に重要な役割を担ったin silicoスクリーニングは、北里大学梅山秀明教授とインシリサイエンス社
の共同開発によるもので、この技術を用いて製薬会社向けの創薬受託支援事業を行っております。

独立行政法人理化学研究所

【補足説明】
※1 ドッキングシミュレーションによるin silicoスクリーニング
多くの薬は、疾病に関係した生体高分子(標的タンパク質)の特定部位(鍵穴)に医 薬品分子(鍵)が結合して作用すると考えられます。
この薬の鍵と鍵穴の結合の強さをコンピュータ・シミュレーションで予測可能になってきました。この様なコンピュータ上で結合(ドッキング)し、
薬の候補を迅速に選定することをin silicoスクリーニングまたはヴァーチャルスクリーニングと呼びます。