独グループ、SARS proteaseの構造を米サイエンス(電子版)に発表

インシリコサイエンス社では、SARSウィルス治療薬の早期開発に貢献すべく、SARS蛋白質モデル構造無償提供サービスを2003年5月9日17:00(NY時間2003年5月9日3:00)より開始しております。また、SARS蛋白質構造無償提供サービスに関する日本SGI発プレスリリースは2003年5月12日13:00(NY時間2003年5月11日23:00)に行われております。 2003年5月13日付けのScience Express にAnandらによるSARS proteaseのモデル構造の論文がオンライン発表されました。

K. Anand, J. Ziebuhr, P. Wadhwani, J. R. Mesters, R. Hilgenfeld, 14 April 2003; accepted 12 May 2003; Published online 13 May 2003; 10.1126/science.1085658.

Anandらの論文中には「Atomic coordinates for the crystal structures of HCoV 229E Mpro and the inhibitor complex of TGEV Mpro as well as for the model of SARS-CoV Mpro have been deposited with the RCSB Protein Data Bank under accession codes 1P9S, 1P9U, and 1P9T.」という記述がありますが、2003年5月14日 19:00現在(NY時間2003年5月14日5:00)において、これらの座標はPDBでは公開されていない状態にあります。よって、インシリコサイエンス社は、世界に先駆けてSARS蛋白質モデル構造を公開していることになります。


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