PDFAMS Base:
タンパク質立体構造データベース

PDFAMS BaseはPDFAMSシリーズを用いて、未だ実験的に構造が決定されていない128生物種、18万種類以上の遺伝子について、61万個のタンパク質立体構造モデルを構築し、それをデータベース化した製品です。このデータベースには、4,374個のヒトのタンパク質モデルをはじめ、15,764個のマウスのモデルなど、多数の有効な情報を含んでいます(2003年6月4日現在)。
これまで、一般に実験(Wet実験)によって得られたタンパク質立体構造は、21,027個(2003年5月20日現在)であり、このデータベースは従来の約30倍ものタンパク質立体構造の予測データを含有しています。

なお、2003年6月4日よりJBICのWebサイトにおいてオンラインで利用できるFAMSBASEの提供を開始しております。 (日本SGI株式会社からのプレスリリースはこちら

同サービスにおいては2003年7月18日よりGPCRのデータベース、8月14日より微生物データベース、10月2日よりNEWGPCRデータベースも利用可能になりました。NEWGPCRデータベースは不活性型GPCRデータおよび活性型GPCRデータを含有するもので、これを利用することにより、GPCRを標的とする創薬の開発を効率よく進めることが可能となります。

詳細についてはJBIC FAMSBASEサービスWeb
http://www.pdfams.jbic.or.jp/
をご覧ください。

■128生物種に対応したFAMSBASEの構築方法

  1. ゲノム配列が完全解読された生物種に対するアミノ酸配列を入手。(ただし、GPCRは除く)
  2. 上記で得られたアミノ酸配列を質問配列として、PDBデータベースに対して配列アライメントを行う。
  3. 配列アライメントの結果、E-value<0.001であるPDBデータのエントリーを最大5つ選択。
  4. 各アライメントの結果を元にモデリングを行い、タンパク質の立体構造を予測。
  5. 予測した構造をPDBフォーマットにて出力。

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